入って見てわかった婦人会の下支えに感謝

「婦人会って本当にいろんなことをやっているんです。私、役員になるまで何も知らなくて、こんなに素晴らしいことされていたのに、感謝もできていなかったって反省したんです」

交通安全母の会。朝、横断歩道に立ったって児童の交通安全の活動や更生保護の活動がある。「例えば色々なところに、お花を持って行ったりね。お話をたくさんして、もう悪いことをしないように、(刑務所から出て家族のところに戻れない方の慰問を当番でやったり)、福島市信夫山の施設まで行くんですよ、町によっては更生保護の団体があるんですけど、伊達は婦人会がやっているんです」

もちろん、防火。防災。防犯の活動もある。「消防団の詰所の看板にちゃんと婦人会の看板もつけられているので夜回りもします。あとは、市役所の委員会。女性の視点での意見が必要は時は幾つもの委員を受け持ちます」

「みなさん、他の団体の方々と一緒に伊達の伊達ももの里マラソンにも行くんです。7,000人も参加されるので、給水所などの運営をお手伝いするんですよ」

 

忙しいでしょっ。大変だっぺってと言われるけど、好きなので楽しいんです

「会員さんに「楽しかった」といわれたり、「遊佐会長になって、こんなことができるようになった」と言われるとたまらないですね。子どもから「おはよう」「ありがとう」。しょっちゅう出向くので警察署の課長さんに一声をかけられたり。この活動していなければ出会えない人とたくさんお知り合いになれるのよ」

「防犯、防災の点では、顔見知りをつくっておくことが重要だって伺いました。そういう意味でも、婦人会のみなさんは仲良くするのが上手だからとても重要だと思います。考えも付かない災害が起きる時代ですものね。普段からご近所で繋がっていないとですね」

 

半分田舎で半分街だから努力が必要なの

 「上保原のような、街と田舎の半々のようなところでね、新しく入ってきた人が多いところは、昔から来た人だけでは繋がりきれないのね。婦人会みたいな組織が何かしないと。私がそうだったからわかるの。子どもを預けて働きっぱなしだと、子ども関係の知り合いも居ないの」

「婦人会に入ることで知り合いができました。会長役をやることで、広い地域と知り合いになりました。仕事では会えないような方々とお話をすることができました。」

 

気軽に参加できるような工夫を色々考えている。「生花の講座に来るのは難しい人でも、お花を買いに来ることはできるかもしれない。だって、お正月にはお花を買うでしょう。割引価格にして、少しでも喜んでほしい」。「若い人にも気軽に参加してもらいたい。お婆ちゃんが会員だったら、お嫁さんや娘さんも参加できて、他のお婆ちゃんに悩みごとを相談するとか。そんなことをやりたいですね」